- Home
- 十勝EdTechコンソーシアム/プロジェクトTECHについて
十勝EdTechコンソーシアム/プロジェクトTECHについて
十勝EdTechコンソーシアムとは
十勝EdTechコンソーシアムとは、子ども達のプログラミングに関する知的好奇心を刺激し育てるためのプロジェクトの実施と基盤母体となる任意団体です。
そもそもEdTechとは
EdTech(エドテック)とは、Education×Technolog(教育×テクノロジー)の合成語です。教育とテクノロジーを融合させ新しいイノベーションを起こすビジネス領域を指しますが、必ずしも営利を目的とするものではなく、逆に非営利な取り組みも数多くなされています。広義のEdTechとしての具体的な取り組みは、ブラウザ上で完結してインタラクティブにプログラミングの勉強ができたり、オンラインスクールを開講してオンライン動画を見て勉強するなどの活動が行われています。
十勝EdTechコンソーシアムの目的
当団体も原則的に非営利な組織として運営されており、帯広コア専門学校を呼びかけ人として自治体・教育機関・ボランティア団体・民間企業が集結しました(構成メンバー)。
ここ北海道十勝地区は我が国有数の農業・牧畜地域でありながら、ICT・IoTの情報教育環境が進んでいるとは言えない状況です。子供たちの未来に必要なICT・IoTを学ぶ環境を整えるために、家庭環境・地域の教育機関・地元企業をあげたコミュニティを構築する必要があります。また、女性の社会進出が必要不可欠な時代を迎え、女性が子ども時代からキャリアプランを形成していくという視点も重要要素として考えています。
当プロジェクトの目的は、 CoderDojo の取り組みを参考に、子どもたちが自由に集い、自由に学べる環境を構築することにあります。
今後増えてゆくであろう各地の拠点が単独運営をするのではなく、それぞれの拠点をネットワーク化することで、外部のサポート団体と共に運営体制を確立していきたいと考えています。
プロジェクトTECHについて
以上のような目的を遂行するために十勝EdTechコンソーシアムが取り組んでいく活動のプロジェクト名が「プロジェクトTECH(テック)」です。TECHはもちろんテクノロジーという意味もありますが、Tokachi Education Coding Hiroba のアクロニムになっています。一般の方は Coding(コーディング)という用語に少し耳慣れない感じをお持ちになるかもしれませんが、プログラムを書くことに対する業界用語だと考えてください。
セントラルとブランチ
プロジェクトTECHはセントラルとブランチで構成しています。基本的には本部と支所という捉え方が近いのですが、セントラルがブランチの上位拠点であるというわけではなく、お互いにフラットな組織構造であることから誤解を避けるためにセントラルとブランチという用語を使っています。
本年度(2018年度)はセントラルを更別に置き、月例のゲストセッション(ワークショップ)などは更別セントラルで開催していきます。このワークショップは、毎回テーマを変更し、初心者から中・上級者までが体験して楽しいと感じられるものを企画していきます。また、セントラルには ドローンや Raspberry PI(教育用ワンボードコンピュータ)などIoT教育に欠かせないモノづくりの設備・環境を整備していく予定です。ブランチは帯広市で最初にオープンしますが、当プロジェクトの趣旨に鑑みますと都市部ばかりでなく、逆に農業の現場こそが重要だと考えています。ですので今後は他の町村での開催できるように取り組んでいます。
セントラルとブランチに共通しているのは「子どもたちが集えるような場所」・「子どもたちが各自プログラミングを学ぶ時間」を提供することです。おおよそ15人~30人を定員とし、本年度は当面月2回程度の提供を計画していますが、今後回数を増やしていくことも検討しています。運営にあたってはメンターと呼ばれる大人や学生が子どもたちの疑問や相談に応対します。
メンター
メンターについても説明が必要でしょう。プロジェクトTECHにおいて大人はいわゆる「先生」ではありません。講義をする・指導をするという立ち位置ではなく、目線を子供たちに合わせ、子ども達と対等な立場で向き合う大人たちをメンターと呼んでいます。子ども達がつまづいたり悩んだりしたときに子どもたちの学ぶ意欲を阻害しないように配慮するのがメンターの大切なミッションです。ですから必ずしもプログラミング技術に長けた人材ばかりがメンターになるのではなく、子どもが好き・教育現場に従事していたなどの方もメンターになることができます。
もちろんメンターになっていただくにあたってはプロジェクトTECHがメンター講習を行い、当プロジェクトの基本理念をお伝えするとともに基本的な基礎的なプログラミング講習を受講していただく必要があります(メンター育成会受講についてはこちらから)。